福祉の仕事を目指している方へ(各専門職のしごと紹介)
社会福祉法人 幸清会
小規模多機能型居宅介護 みたらの杜
計画作成担当者

白井 大樹 さん



委員会:白井さんの仕事の内容を教えて下さい。
小規模多機能型居宅介護では「通い」サービスを中心に利用者の希望に沿って「宿泊」サービスと「訪問」サービスを組み合わせて在宅生活を維持できるよう日常生活上の支援をします。
小規模多機能型居宅介護の計画作成担当者(介護支援専門員)は主にそれらサービスの調整を行います。
他には介護スタッフと同様に送迎車両の運転や食事や排泄、入浴の介助も行います。
委員会:この仕事を選んだ理由を教えて下さい。
大学生時代に社会福祉を学んでいた母親から介護福祉士養成校への進学を勧められたのがきっかけで、正直なところ、あまり志の高いものではありませんでしたが、専門学校1年時に体験した施設実習で最終日に入居者の皆様にお礼の挨拶をしたところ「また来てよ」と涙を流して別れを惜しんでくれた方がおり、こんな自分でも喜んでくれた人がいるんだなと実感し、そこで初めてこの仕事を頑張ろうと思いました。
委員会:今の仕事でのやりがいを教えてください。
上でも述べたとおり、小規模多機能型居宅介護は通所、宿泊、訪問の3つのサービスを行うことができますので日々変化する利用者の多様なニーズに柔軟に対応することができます。例えば「午前中に体操をして体を動かし、昼食を食べて帰る」や「午後からお風呂だけ入って帰る」ことも可能ですし、「家族の帰りが遅いので夕食まで食べて帰る」延長利用も可能です。「急遽親戚に不幸があり、5日ほど宿泊をしたい」と当日の朝に依頼があることもあり、宿泊室に空きがあれば受け入れも可能になります。
当然、必要以上のサービスはできませんが、柔軟な対応ができることは利用者やそのご家族の生活を守る上で大きな役割を果たしますので、やりがいを感じるとともに、今の自分の仕事を誇りに思っています。役割を与え続けてくれている法人の皆様や当施設の施設長並びに事業所のスタッフには感謝の念が絶えません。
委員会:何か仕事で思い出に残る事はありましたか?
たくさんありますが、小規模多機能においては、家からあまり出たくない、人と関わるのは苦手という独居の方に毎日訪問を行ったことで信頼関係を築くことができ「そろそろおたくに行ってみるかな」と通所サービスに繋がったケースがあり、仕事で忙しい息子さんと喜びを分かちあったことは今でも忘れられません。ただし失敗してしまったケースもあり、今でも反省点として心に残っています。
委員会:福祉の仕事の魅力とは何だと思いますか?
いろんな魅力があると思いますが、福祉の仕事は学ぶことが多い事が魅力の一つだと思います。専門職としての学び、職場の諸先輩の皆様からの教えや時には部下や後輩からも教えをいただき学びます。そしてなにより利用者の皆様やご家族からも沢山の教えをいただき学ぶことができます。学びの多い環境とは自分自身を成長させていただける大変ありがたいものだと実感しています。
委員会:最後に福祉の仕事を目指している方に一言メッセージをお願いします。
入口での志が低かった私からしますと、すでに目指されている時点で大変素晴らしいことですので、ぜひ頑張ってほしいと思います。もし同じ職場になりましたら、よろしくお願いいたします。


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