佐々木:今回は、協力してくれてありがとうございます。法人ホームページに掲載される企画ということで、なんか緊張しますね。改まってこのような形式で話をすることもあまりなかったので、普段の仕事を振り返るためにも良い機会にしましょう。早速ですが、佐藤さんが介護の仕事を志したのはなぜですか?
佐藤:私は、ものごころついた頃から構音障害などを患っていた祖父に対して苦手意識があり、少し距離をおいて接していました。そんな祖父が亡くなる前日、入院中の病院へお見舞いに行きました。そこには、祖母に介助されながら食事をする祖父がいました。車椅子に乗ってトイレで祖母に介助されている祖父がいました。「あんなに元気だったのに弱くなったなぁ」と感じました。車椅子から布団への移乗を手伝いましたが、知識も技術もなく、祖父に対して何もできなかった後悔の気持ちが介護の仕事を志すきっかけになりました。
佐々木:なるほど〜。子どもの頃の経験がきっかけになっていたんですね。それで介護を学ぼうと思って専門学校へ進学したんですか?
佐藤:はいそうです。専門学校では、高い志をもった仲間がたくさんいてとても刺激になりました。
佐々木:ちなみに、子どもの頃はどんな夢をもっていたんですか?僕は、サッカーが好きで、サッカー選手になりたかったんだけどね。
佐藤:はい、私もスポーツが好きで、特にスキーのインストラクターになりたかったです。でもコブが滑れなくてあきらめました。保育所の時には先生にあこがれていて、保育士になりたかったです。
佐々木:佐藤さんの特技や趣味なんかがあれば教えてください。
佐藤:スキーやスノーボード、バレーボールが好きですね。あとはドライブですね。最近は料理上手になりたくて勉強中です。職場から見える海も大好きです。
佐々木:多趣味でいいですね。僕も運動が大好きで冬はスノーボードによく行ってるよ。ところで、介護の仕事をする上で、この法人を選択したのはなぜですか?また、どのようにして幸清会を知ったのですか?
佐藤:昨年の8月に施設見学をさせていただいた時、私一人のために鈴木施設長が対応してくださいました。その時に、施設のことや法人のことなどたくさん教えてくださり、感銘を受けたので幸清会に努めたいと思いました。
佐々木:そうですか。じゃあ佐藤さんがうちのユニットに来てくれたのは施設長のおかげだったんだね。採用試験の時は鈴木施設長と話す機会はありましたか?
佐藤:はい、試験が終わって帰る時に施設の入口で鈴木施設長に声をかけてもらいました。ずっと緊張していたんですが、緊張感から解放されたことを覚えています。
佐々木:やっぱり緊張しましたか?
佐藤:緊張しましたぁ。まず面接官の人が多いことに驚きました。面接が終わった後、自分が何を話したかも忘れるくらい緊張しました。
佐々木:1週間の新人研修があったと思いますが、その時の様子はどうでしたか?感想を聞かせてください。
佐藤:たくさんの講師の方が「介護」のこと「人と人の関わり」について教えてくださいました。専門学校で習ったことが復習できましたし、普段、介護の第一線で実際に働いている方々からの話はとても興味深く、有意義な研修でした。緊張もしていましたが、同期の仲間との仲を深めることができ、とても貴重な1週間でした。
佐々木:それは良かったね。今は研修体制が充実しているからどんどん新しいことを吸収できるし、自分達にとってはすごく良い環境だと思うよ。自分達の研修での学びを介護現場で実践すれば、入居者にとってのサービス向上につながるからね。参加できる研修があれば積極的に受けるといいよ!研修後に幸楽園に配属されたわけだけど、第一印象はどうだった?
佐藤:はい、これまでに実習やボランティアで関わった施設とは違い、職員の忙しさをそれほど感じませんでした。入居者や職員の笑顔が多く、ゆっくり時間が過ぎているように思いました。
佐々木:本当?それは良かった。採用からもう3ヵ月が経ったわけだけど、今はどう感じている? 3ヵ月間を振り返って感想なんかがあれば教えてください。
佐藤:私がユニットで失敗してしまった時に、先輩方がフォローして下さって感謝しています。忙しそうにはしたくないのですが、余裕をもてない自分に気づくことがあるので、はやく仕事を覚えてゆとりをもった対応ができるようになりたいです。
佐々木:今でもゆっくりした対応をしていると思うよ。入居者への声のかけ方も丁寧で親しみのある声のかけ方をしてくれるので、入居者のご家族からも頼りにされてると思うよ。「今日は佐藤さんいないんだね?」って話しかけられることもあるしね。介護の仕事をしていてなにか心がけていることとかありますか?
佐藤:そんな風にご家族から言われるとすごく嬉しくなりますし、もっと頑張ろうと思います。心がけていることと言えば、常に笑顔でいることですかね。あとは、型にはまった対応をせず、臨機応変に対応できるケアワーカーになりたいと思っています。そのためには、いろいろな知識をつけておく必要があると思うので、他職種の方との関わりが大切だと感じています。普段の会話から学ぶことがたくさんあるので疑問に思う事があれば積極的に聞くように心がけています。
佐々木:立派な考え方をしているよね。分からないことはそのままにしないで、すぐに確認する姿勢は普段の仕事ぶりを見ていても良くわかるよ。今は多くのことを吸収する時期だと思うので、その調子で積極的に関わることが大切だと思うな。あとは、介護福祉士という専門職として自分の考えをしっかり持って、他のスタッフと自信を持って話し合いができるようになることを目標に一緒に頑張ってほしいと思っています
佐藤:ありがとうございます。頑張ります。
佐々木:まだ聞くのは早いかもしれないけど、今の時点で感じる「この仕事の魅力」ってなんですか?
佐藤:多くの方々の笑顔が見れることですね。毎日が勉強の日々で自分自身が成長できる仕事だと感じています。専門学校や高校の後輩たちに胸を張って 「この仕事が好きです!!」 と言えるように先輩方から多くのことを学び成長できるよう頑張っていきたいです。
佐々木:今日はありがとうございました。佐藤さんの考え方を改めて聞くことができて良かったです。僕のほうが勉強になりました。また機会があればいろいろな話をしたいですね。