2024年 新年のごあいさつ

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 日頃より、皆様からの多大なるご協力・ご指導を賜り、社会福祉法人幸清会は2023年4月28日で開設50周年を迎え、2024年4月27日までの1年間を開設50周年記念事業Yearとして取り組んでおります。種々ご協力いただいております多くの皆様に、衷心より感謝申し上げます。
 さて、入居者とご家族の皆様には、面会等で大変ご迷惑をおかけしておりましたが、2023年5月には新型コロナウイルス感染症も5類感染症に移行し、面会等の規制も緩和され、入居者の皆様の表情も穏やかになった様子にホッとしております。
 私どもの仕事は、入居者・利用者の皆様と職員がお互いの人生を大切にしながら、尊重し合う関係を築くことが大切だと考えておりますが、日々マスクをした状態でのサービス提供は、入居者・利用者の皆様とのコミュニケーションにも支障をきたすだけではなく、職員にとってもストレスのかかる日々となっております。
 また、私どものサービスをご利用になられる入居者・利用者の皆様に「幸せな人生だった」と思っていただけるよう、職員もゆとりを持ち、ゆったりと関りながら共に過ごしたいと考えていても仕事に追われ、なかなか叶わない状況に対するジレンマもあるようです。
 そこで、本年はスペインのサグラダ・ファミリア(聖家族教会)をつくっている時に建築家アントニ・ガウディがスタッフに毎日言った「諸君! 明日はもっと良いものをつくろう!」という言葉を借りて、介護の専門職として「明日はもっと良いケアを提供しよう!」を合言葉に仕事に専念したいと考えております。
 開設50周年を迎えた幸清会は、2024年も入居者・利用者の皆様、ご家族様、地域の皆様に愛される福祉施設・介護事業を目指し、初代理事長大久保幸治郎の創始の「こころ」と「思い」、「情熱」と「熱意」を噛みしめながら、社会福祉法人としての誇りと使命を役職員一丸となり、真心を込めて取り組んで参りたいと存じます。
 本年も皆様のご指導、ご協力をいただきますようお願い申し上げますとともに、皆様にとりましても2024年がご多幸の一年でありますよう、衷心よりお祈り申し上げます。

2024年 元旦
社会福祉法人 幸清会
理事長 大 久 保 幸 積

無財の七施

【和顔施(わがんせ)】
  辛いときや落ち込んでいるときこそ、穏やかな顔をすることで、周りの心が明るくなります。
【心施(しんせ)】
  他の痛みや苦しみを自らのものとして、真心を込めて行うことで、周りの心が強くなります。
【身施(しんせ)】
  少しでも人のために損得を抜きに身をもって行動することで、周りの心が優しくなれます。
【眼施(げんせ)】
  優しい眼差しで接することで、周りの心が温かくなります。
【言辞施(ごんじせ)】
  言葉遣いひとつで人を傷つけたり、不快にさせます。優しい言葉、思いやりある態度で接することで、周りの心が落ち着きます。
【床座施(しょうざせ)】
  自分が疲れていたり、困っていても場所を譲ることで、周りの心が穏やかになります。
【房舎施(ぼうしゃせ)】
  自分が多少濡れても、相手に雨がかからないように配慮することで、周りの心が和みます。

I am the master of my fate. I am the captain of my soul.
〔我が運命を決めるのは我なり、我が魂を制するのは我なり〕


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